2007年07月19日
ボタンボウフウ【長寿のもとになる長命草】



ニシハマに行く途中、富嘉部落のあたりで見られるもの
照島荘のある北部落より、富嘉部落に多く見られるのではないでしょうか。ニシハマにいくとき、「たましろ荘」「みんぴが」の周辺によく成長したものがいっぱい生えています。








ニシハマに行く途中、「みんぴが」周辺に元気なものが多い




沖縄諸島に多く分布しているセリ科の植物で常緑多年草、海岸の砂浜や断崖、珊瑚石灰岩でできた岩場などに多く自生する多年生草本、濃い肉厚の緑の葉を繁茂させます。生長すれば高さ1メートルにもなります。葉は粉白色で3出複葉。複散形花序で白色の小花を多数つけます。果実は楕円形。道路わきや、家の庭に植えられて年中みられる香草です。

☆生活材
☆食と薬
沖縄の八重山地域で特に 「長命草」で知られるとおり、葉は強壮薬としてアヒルや牛肉と共に煎じて食します。肺病に効果があるといわれます。内臓器官に良い効果があるといわれています。又、魚介類の中毒も防ぐといわれ、刺身のツマとして利用されてきました。風邪やせき止めには茎、根を煎じて飲むと効果的です。独特の香りがあるので、山羊汁や魚汁に入れると臭い消しになります。最近では粉末にして、そばや菓子に幅広い加工品としても製品化されています。

葉に白っぽい光沢があり、ツヤツヤしたものを選びます。保存する場合は、濡れた新聞紙などに包んでビニール袋にいれ冷蔵庫へ。また、2,3日なら水につけていても大丈夫です。葉や茎を細かく刻んで和え物や、下葉よりも柔らかい若芽を天ぷらに利用します。

カロテンやビタミンCおよびカルシウムを豊富に含んでおり、山羊汁に入れたり、肉類と煮込んだり、白和えや天ぷら、刺身のツマなどに利用します。


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│島の樹花